明石市・神戸市西区のオール電化プロショップ『かんでんeショップ ヒシダデンキ』です。
毎日あたりまえのように使っているお湯。急に出なくなったら、本当に困りますよね。
『何が原因なの?』『修理が必要なの?』『買替えないといけない?』などなど、このページでは、電気温水器やエコキュートのお湯が出ないときの対応方法についてご説明します。
(2021年7月2日更新)
このページでわかること
☑ 給湯器からお湯が出ない場合の主な原因を記載しています
☑お湯が出ない原因と対応方法がわかります
☑ 給湯器の故障なのか、それ以外の故障なのかの簡易判断ができます。
☑ 簡単な修理診断方法と概算の修理費用(別途リンクページ)がわかります
☑ 修理すべきか買替えすべきかの判断基準がわかります
お湯が出ない原因は何?
昨日まで普通にお湯が使えていたのに、急にお湯が出なくなった・・・。
今、まさにそんな状態でこの記事をご覧になっている方もいらっしゃるかもしれません。まずは、お湯が出なくなっている原因を整理しますので、ご確認ください。
1.お湯の使いすぎによるもの
日頃より使うお湯の量がかなり多かった、どこかお湯の蛇口が開きっぱなしになっていた、といったことはありませんか。
故障ではなく、単純にお湯の使いすぎにより、タンクの残湯量が急に減ったことにより、わき上げが追いつかず、お湯切れを起こしているという場合もあります。
2.漏水によるもの
給湯器の機器本体や、お家の中の給湯配管の劣化などによる水漏れが原因で、タンクのお湯がなくなって、お湯が出ないということもあります。
水道メーターを確認し、メーターが廻っているようであれば、どこか配管もしくは機器からの漏水による可能性が高くなります。
3.本体の故障によるもの
給湯器本体の故障が原因でお湯が作れていない、もしくは混合弁の不良で出湯されていない、といったことが原因でお湯がでないこともあります。
4.水栓(蛇口)の不良によるもの
意外と見落としやすいのが、この水栓(蛇口)の不良によるもの。
水栓側の湯水の調整が上手に出来なくなり、お湯が出なくなっているときもあります。
他の水栓からはお湯が出る場合は、水栓の故障である可能性が高いです。
5.凍結が原因によるもの
冬場の寒い朝にお湯がでないという場合、配管の凍結が原因である可能性も高いです。
お水もお湯も出ない場合は、お家に入ってくる給水配管での断水の可能性が高く、お水は出るがお湯が出ない場合、給湯機に繋がっている給水配管での凍結が原因である可能性が高いです。
対応方法・確認方法
お湯が出ない原因を特定するにあたって、確認してほしいことは以下の内容です。
1.水は出るかを確認する。
お湯が出ないだけでなく、水は出ているかを確認してください。
お湯、水の両方が出ない場合は、給湯器の不具合ではなく、断水や凍結、もしくは配管のトラブルによる原因が考えられます。
凍結している場合は、気温の上昇とともに、配管内の凍結が溶け、お湯が使えるようになります。(凍結した場合は、水が氷となって膨張し、配管に亀裂を生じさせている可能性もありますので、お湯が出るようになってから、水道メーターが廻っていないかなど、漏水の確認をしておく必要があります。)
2.リモコンでタンクにお湯があるかを確認してください
まずは、台所かお風呂リモコンの残湯量を確認してください。
残湯量がある場合は、他の水栓からはお湯がでるのか、でないかを確認します。この場合、給湯器本体の故障ではなく、別の原因である可能性が高いです。
残湯量がない場合は、お湯の使いすぎ、漏水によるもの、本体の故障によるもの、の可能性があり、何が原因かを確認していきます。
<リモコン確認例>
3.エラーコードは表示されていますか?
エラーコードから故障原因を特定することができます。取扱説明書にもエラーコードの説明ページがありますので、一度そちらで確認をしてください。
エラーコードは、本当に故障している場合と、ちょっとした不具合のため表示される場合もあります。
ちょっとした不具合かを確認するため、一度、タンク本体のブレーカーを落とし、15分くらいしてから、もう一度ブレーカーをあげることで、本体がリセットされ、エラーが解除される場合があります。
エラーが解除されたら、残湯量がなければわき上げ運転を、残湯量があればお湯を出してみる、お湯はりをしてみるなど、動作確認をしてください。
再度エラーが表示される場合は、修理の手配が必要になります。
修理手配をされる場合は、エラーコードをお伝えするようにしてください。
4.給湯器周辺に水漏れの症状がないかを確認してください
台所リモコンの残湯量がない場合、給湯機の周辺に水漏れの症状がないかを確認してください。
タンクの下が濡れている、ヒートポンプを繋ぐ配管から水(お湯)が漏れている、といった症状がある場合は、漏水が原因によりお湯が出ない可能性が高いです。
この場合、給湯機に繋ぐ給水配管の止水栓を閉めておき、水漏れが止まるかを確認してください。(水漏れがある場合は、『シャー』と水が流れている音がしていることが多いです。)
<タンク下が濡れている例>
5.水道メーターが廻っていないかを確認してください
配管で漏水しているかどうかは、水道メーターを確認することで確認ができます。
お家の中で水を使用していないことを確認し、給湯機の止水栓を閉めた状態で、水道メーターを確認します。
このとき、メーターが廻っていれば、給水配管での漏水が考えられます。
メーターが廻っていなければ、給湯機の止水栓を開け、タンクに水が流れるようにしてから、もう一度水道メーターを確認します。このとき、メーターが廻っていれば、給湯配管で漏水している可能性が高いです。
給湯配管の漏水を停めるため、再度、給湯機の止水栓を締め直して、修理手配をしてください。
<水道メーターの確認>
本体の故障の場合
ご相談できる購入店や設置工事店があれば、確認いただいた症状やエラーコード、機器の型番などをお伝えし、修理の対応相談をしてください。
水漏れがある場合は、状況の写真や動画をメールやLINE等で送ることができると、よりスムーズな処置が可能かもしれません。
また、機器本体が故障している場合、修理すべきか買替えるべきか、悩むところだと思います。
安価な費用で修理ができるならば、修理をすることも選択肢だと思います。修理ができるかできないか、修理すべきか買替えるべきかをご検討いただく場合には、次のことを確認いただければ、と思います。
設置後の経年数
現在ご使用の給湯機をいつ設置したかを確認しましょう。
電気給湯機の耐用年数は、概ね10年~15年です。
10年を越えた給湯機だと消耗部品の劣化から故障する可能性が高くなっています。
また、10年を越えてくると、メーカーが修理部品を保有していない可能性もありますので、まずは修理部品の有無、そして修理の概算費用を確認し、修理するかどうかを検討します。
(過去の修理事例による概算の修理費用をお知りになりたい方は、コチラへ)
設置したのがいつか分からない場合は、タンク本体の銘板を確認します。
銘板には、製造年が記載されている場合が多いので、『○年設置だから○年経過くらいかな』と経年の概ねの年数を判断することができます。
延長保証に加入していますか?また、保証期間中ですか?
設置年数が10年未満の場合、機器の延長保証に加入していたかどうかを確認してください。
延長保証に加入している場合は、設置業者か延長保証会社に修理の依頼をかけます。
このとき、設置業者や延長保証業者を通すことなく、直接メーカーに修理を依頼すると、延長保証期間中にもかかわらず、修理費用がかかる可能性が高くなってしまいますので、ご注意ください。
型式の確認
修理の依頼をする場合には、給湯機の型式も一緒に伝えるとスムーズに手配ができます。
取扱説明書や保証書から型式を確認することができますが、取扱説明書や保証書を紛失している場合は、タンク本体にある銘板を確認してください。
こちらに型式が記載されている可能性が高いので、型式を控えていただき、修理手配の際にお伝えください。
修理すべきか買替えるべきか
修理ができるものなら、修理をしてほしいと思うのは当然のことですが、ここで一度検討してほしいことがあります。
給湯機の耐用年数は先述の通り、10年~15年が目安です。
10年を越える給湯機は、消耗部品の劣化が起こっており、故障が起きやすくなります。
今回修理をしても、またすぐに別の部品が故障をする、という可能性も高いことをご理解ください。
その上で、故障内容や修理費用を確認します。
初期の故障としてよくある内容や修理費用が少額の場合は、修理することをお勧めしますが、修理費用が3万円以上かかる場合は、買替えた場合の費用はどうなるかを合わせて検討してください。
修理しても、また半年後に故障して、また修理代に3万円となってくると、修理費用がもったいない、となる場合もあります。
特に、電気温水器をご使用の場合は、エコキュートに買替えると、それだけで年間の光熱費を大きく削減できる場合もあります。
後から後悔がないように、設置後の経年数と故障内容を検討して、修理するべきか買替えるべきかを検討した上で、修理、買替えの判断をされることをお勧めします。
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